本堂
九間四面の総ケヤキ造本瓦葺で、堂内には百三畳の畳が敷き詰められています。外陣よりも内陣や脇陣に広く面積が割かれているのは、かつて伊賀の中本山として多くの僧侶が集まり大法要を営んでいた名残りでしょうか。(続きを読む)
山門
大きさはさほどでもありませんが、非常に立派な構えです。各所の彫刻や組物は手の込んだ素晴らしい物で、寺町の景観に端正な趣を添えています。
子安観音堂
その形から通称『六角堂』とも呼ばれ、お檀家の皆さまのみならず、広く有信の方々からお参りいただいています。堂内中央の御厨子の中には、本堂側に子安観音菩薩をお祀りし、通用門側には聖観音菩薩をお祀りしています。(続きを読む)
積(しゃく)観音堂
通用門から入ってすぐ左手の御堂が積観音堂です。御厨子に納められた積観音菩薩と御前立ちの観音菩薩を中心に、不動明王と毘沙門天が脇にお祀りされています。
六地蔵堂
井戸の隣にお祀りしているのは六地蔵さまです。扉のない簡便な堂に祀られ、また墓地へ進む途中でもありますので、気楽にお参りされる方々が多いようです。お花や水やお線香など、まめやかにお世話して下さる皆さんのお陰でいつも美しくお祀りされています。
鐘楼
江戸期の建立時には現在のような袴腰は備わっておりませんでした。平成23年秋の台風により銅板葺が欠損し、下地の木部にも傷みが確認されたため修繕を行いました。さきの大戦では梵鐘を供出させられましたが、戦後大檀越の御寄進により復旧が叶いました。毎年の大晦日には沢山の方々が除夜の鐘を撞きにお参りくださいます。
書院
寺では「広間」と通称しています。二十畳の座敷が一間と六畳の座敷二間からなり、建具によって仕切ることも可能です。総代会や各種の講などに頻繁に利用していますが、現在では老朽化が進み、近い将来に改築または建て替えが必要になるかもしれません。
墓地
お檀家各家の墓地です。毎月の初めと中旬にお参りされる家も多く、いつも美しいお花が沢山捧げられています。
永代供養合祀墓
お檀家のそれぞれが護る先祖墓ではなく、念佛寺が護持管理する合祀墓です。詳しくは『永代供養合祀墓』のページをご覧下さい。
無縁墓地
無縁となったお墓の石碑を一ヶ所へ集めてお祀りしています。『無縁講』の皆さんによって毎月1日にお掃除をしていただき、お供物をそなえてお祀りをしています。境内の奥まった所にありますが、春には桜、初夏にはシャクナゲやアジサイ、秋にはドウダンツツジや紅葉など、四季折々に美しい一角です。