服部土芳 伊賀句碑集
(伊賀句碑になっている句は棒線を追記)
元禄九年 四十歳
卒度往てわかな摘ばや鶴の傍
元禄十一年 四十二歳
月添ひてかなしさこぼる萩すすき
打ならび月みるやうな森二つ
元禄十五年 四十六歳
蝶々も人交りしてあとや先
宝永六年 五十三歳
こゑに皆鳴しまふみや蝉のから
享保七年 六十六歳
人の心見ゆるさくらの透もかな
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